ぽんこつ山ヤのヤマ活日記

趣味の登山のことなど

南アルプスを見て

山梨の白州(はくしゅう)にある天空のビーチ、日向山。

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山頂が浜辺ってすごかった。さらさらの砂地は海の浜辺の砂と同じ。この砂地の裏側は歩いた当初、紅葉真っ盛りの樹林帯の山道なのに、尾根を上り切った向こう側はザリザリの砂が広がり、霜が立ってました。

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日向山までは軽快なハイキングコースを歩き、この砂地を下ると鞍掛山へ行けます。鞍掛山へ向かうハイカーさんはほとんどいません。この日も私の他に4人だけでした。

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鞍掛山への登山道はわかりにくいところや、やせ尾根と岩尾根が出てきたり、足場が良くないので慎重に歩かないとならない感じです。

山頂自体には展望がなく、小ピークを巻くように5分ほど進むと、南アルプスの大展望。甲斐駒ヶ岳鳳凰三山、富士山に八ヶ岳。白州(山梨県北杜市)に住みたいとすら思う山のラインナップが見られて、おまけに人もほとんどいない。前掛山は隠れ家的な素晴らしい山だなと思いました。

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登山中の道々のシラビソの森は見上げると花火。きっと夏は緑、冬は白になって美しいだろうなと感じます。

水質が良く豊富で、南アルプスの天然水はこの地の発祥。山も絡めていつかゆっくりと旅してみたいと思うところになりました。

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私が歩きたい黒戸尾根。

実はこの翌週、前夜泊で黒戸尾根から日帰り甲斐駒ヶ岳へチャレンジしました。夜明け前午前4時スタート。初見で歩く山の午前6時の日の出までの2時間「真っ暗闇歩き」。精神的なダメージと、登山道脇からガサガサ鳴る藪の、「生き物音」に怖くなり気持ちばかりが急ぎ、完全にオーバーペース。

標高を一気に上げたので浮腫がひどく、とにかく疲れてしまって小屋の手前の垂直のハシゴ(2500メートルあたり)を登る気力が全く起きず撤退という、大変もったいないことをして来ました(笑)ソロなので誰にも迷惑かけなかったのが幸い。

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快晴完全無風の条件が良かっただけに、悔しい思いが残るので黒戸尾根は来年リベンジします。日帰りはしませんが、1日目で絶対に山頂へ行くのを目標、そして高所でのハシゴへの恐怖症克服、体力作り…そのためのトレーニング(笑)

こりゃ、来年も忙しくなりそうです。