休むこと
7月初め、白砂山でお山渡りして来ました。一緒に歩いてくれる友人がいるのは心強く楽しかったです。
群馬と新潟と長野の県境、梅雨の晴れ間の山深いトレイルはとても快適でした。
野反湖から堂岩山を超え白砂山山頂へ、帰りは地蔵峠から八間山を通って下山しました。
山頂からは苗場山や谷川方面が見えず残念でしたが、雲の向こうに見え隠れしてた佐武流山。奥秩父界隈の峰々とその間に富士山が見えてました。
冬を終え、春から夏への移り変わりの頃。夏の高山植物は咲き出したばかりでした。
この山へ来る少し前、脚をゆっくり休ませたおかげか、とにかく身体が軽くて気持ち良かったです。
そこへきて、この景色と綺麗に咲く高山植物たちは、山からのプレゼントのようで心が満たされました。
仕事やバイトや山を怪我や病気以外で「休むこと」って私には何故だかちょっと勇気がいるんです。
でも「気持ちが乗らない、疲れた」それも理由にしていいんだよって自分に優しくしたらとても楽になり、今回の白砂山をしっかり楽しめました。必要な休養期間だったように感じます。
いつも一緒に歩いてくれる人は、山に対して丁寧に向き合いゆったりとその道を楽しんでいます。そばで見ていてそんな歩き方がとても素敵で憧れるし尊敬するし、なにより信頼できます。
必要以上に先を急がなくてもいい「穏やかさ」と「ゆとり」…今の私も身につけることができたらもっと山歩きが豊かになるだろうと感じました。
忙しい日々の中に、自分にとって大切なことを見つけられたことは大きな収穫です。
花の名前だけじゃなくて、「在る」という大切なことも教えてくれる友だちに感謝。いつも本当にありがとう。