ぽんこつ山ヤのヤマ活日記

趣味の登山のことなど

黒瀧山

12月半ば、快晴無風の木曜日に西上州へ行って来ました。

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じっとしてても寒くて凍えるということもなく、霜もなく小春日和の登山日和。黒瀧山名物?馬の背の岩稜帯(崖)にかかるハシゴを渡り
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崖岩の上に乗る観音様と出会い、見える景色の峰々の稜線を目で辿りながらいつか歩きたい道へ想いを馳せ、おにぎりを食べる幸せ。
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睡蓮を持ち、穏やかに佇む観音様。
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どうかいつも私たちの山行を見守ってください。
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黒瀧山はこの辺りの岩峰や山などの総称なんだそうです。中腹には不動寺もあり参拝できました。
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境内は霊山の趣、奥の院は開山堂などもあります。不思議だったのは、徳川の御紋があって縁があるのかなと思って調べたら、ここを開いた潮音道海禅師さまは、徳川幕府と親交があり綱吉公が潮音道海禅師さまに教えを請うていたという記事がありました。

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納得。

山を歩いて、あー楽しかったと済ませることもできるけど、その後にあれはなんであんな風だったんだろうと調べることも出来る面白さ。次に行く楽しみがまた増えた気がします。


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ふふふ、通り過ぎるなんてもったいない。ちょっとからかって来ました。また来るね、かわいいやつら。

奥久慈男体山

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奥久慈男体山は低山ながら人気のある岩稜帯の山です。ちょうど栃木の古賀志山みたいな。好きな人は自分のルートをつけて楽しみ、足繁く通うエリアです。

岩だけでなく、滝や沢、素晴らしい木立の樹林もありどの季節に歩いても楽しい山域です。
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山名板の上に見事なヒゲ(笑)
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この日、ご一緒させていただいた方々はトレランもするので足も早く、ついて行くのにやっとでした。
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小慣れた足取りで岩場をスルスル歩き
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何もない道は風のようにふわっと降りてきれいに歩くので、すごいなぁと感心するばかりです。
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奥久慈男体山から生瀬富士への縦走は小さなアップダウンが多く、距離はなくとも急登急降続きでしっかり歩くので「山を歩いた」というよりは「運動したなぁ」という感じです。

私の中では山で運動するのと山歩きは区別してるので、いつもと違う面白さがありました。

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いろんな人と歩いていると、時々刺激を受けたりすることがあって楽しいですね。Cさん、Eさん、Aさんとてもお世話になりました。

雲取山

昨年の秋に、三峰神社からの奥秩父自然研究路を歩きました。

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テントを担いで歩く道は、緩やかに標高を登り上げながら雲取山へ続きます。

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秋の終わり、風は少し強めだったけれどよく朝霜が降りることもなく、寒さに凍えることもない快適な山歩きでした。

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一緒に歩いてくれた山人は普段からソロで山歩きもするしテントも出来る方で、幼いころから山に親しみ、身内や親戚家族もアウトドアに馴染みがある人がいる環境で歩き方や楽しみ方をよく知っているので一緒に歩いていても安心感と信頼感があります。

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私は5年ほどの山歴で浅く、周りにアウトドアに親しむ人もいないので、彼女に出会うまでトライアンドエラーをしながら手探りで歩いて来ました。

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道具や山行も自分には合わないのに人の真似をしてみたり、行きたいところではないのにお付き合い山行してみたり。ストレス発散したいから趣味で歩きたいのにストレスになることをして疲れてることもありました。

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今回の山行では、まだぼんやりとしてた山歩きに対する私の方向性(何をしたいか)がハッキリ見えて来ました。今後も自分の時間を大切にして楽しく歩いて行こうと思います。

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カメラを向けても向けてなくても、いつもお茶目なことをしてくれて、楽しい時間を過ごせるように心を砕いてくれる素晴らしい山女さん。本当にありがとう。

三ノ宿山

ヤシオの頃に歩いた三ノ宿山。

今度は紅葉終わりかけの季節に行ってみました。

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終わりかけとはいえ、まだきれい。

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木立の間にほんのり残る紅葉。
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美しい緋の谷
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以前歩いた時に、ここステキ!ってなったモミの回廊。雪化粧したところを見てみたい気がしました。
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回廊越しの楓
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前日光から足尾へ抜ける古道歩きの目印の祠。古の人たちもこの尾根を歩き、木立の間から見える男体山や女峰山、鳴虫山や外山などの低山を見たのかもしれないなぁと思いながら、しみじみ歩きました。

アップダウンはありますが、難儀することはなく全体的にとてもいい道で、しっかり歩けます。前日光の地味山巡りの後は、立ち寄り温泉で温まるのもよし、市街で美味しいものをいただくもよし。心の赴くままに楽しめると思います。

ミツモチ山

晩秋の晴れ、釈迦ヶ岳へ。

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おそらく1年ぶりくらいに登頂しました。前回は厳冬期、山頂まで辿り着けなかった記憶が。それ以来足が遠のいていた気がします。
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大きな霜柱。私のイメージでは、釈迦ヶ岳はとても良いトレーニング場。登山口もルートも自分次第でお好みにアレンジ可能で、急登も楽ちん街道もさまざまにあります。
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山頂はかわいい子のトレース。雪が降ると楽しみなのはこのアニマルトレースを眺めたりたどることだったり。いろんな生き物の足跡があるとワクワクしてしまう。
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福島の方面と思われる山塊は雪化粧。
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ミツモチ山への道は快適です。鳥の声を聞きながら静かな森歩きを楽しめました。
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大きなブナ。ブナ展にあったブナの木の年輪から推測すると、100年は経っているかと。いろんな妄想をしながら歩くのはとても楽しい時間でした。
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帰り道、車道沿いにあった紅葉。

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私が見た中でいちばんのグラデーションでとても美しかったです。
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商店街に飾ってあるような造花の紅葉みたい(笑)芸術的な色合いは、自然が作り出したもの。この日予定してた山は帰ってくる時間の都合で行けなくて、近場へ変更したのですが、とても充実してて素晴らしい山歩きが出来ました。

三国山

ずっと歩きたかった三国山

三国隧道のすぐ近くから、新潟群馬の県境の上信越自然歩道をトレッキング。

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三国山から稜線を辿り、三角山〜草鞋掛けの松の頭〜大源太山〜黒金山〜毛無山を渡りました。

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この日は新潟側が少し曇りガスが流れてきてました。群馬側は太陽が出たり青空が見られたり、稜線上では空のせめぎ合いを見て
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紅葉や花もないけれど
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とにかく歩くのが楽しい1日でした。
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毛無山から下山の道はとても斜度が急ですが、木立が美しく綺麗な道でした。
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平標山への稜線を眺め
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雪の時に歩きに来ようと話してました。白く染まる山の稜線が早く見てみたいです。

 

日光白根山

昨年の10月半ば、初雪が降った白根山

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頭だけ真っ白でした。
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麓はまだ紅葉を楽しむ人で混雑してるのに
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山は冬景色でした。
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歩きながら、昨年歩いた雪の谷川岳を思い出しました。今冬シーズンもあの景色を見に行きたいと考えています。
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白根山山頂から見た五色沼は深い深い碧。魔女の瞳のような。
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山頂は足場が悪い上に大混雑で、人の隙間から撮ったもの。自分も入れて撮るなんてとても出来ない状況でした。
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ロープウェイを使い誰でも来られるので大賑わいでしたが、滑ったり転んだり軽装すぎてコンディション悪くしてる人も多かったです。

何度目かの白根山、初めて丸沼高原スキー場からゲレンデを登りロープウェイからのルートと合流する道で歩きましたが、わかりやすく安心な道でした。

たぶん私は、ちょっとしんどくても湯元からのゴリゴリした急登を登り、前白根山からのアプローチが好きかもしれません。残雪の頃にまた歩きに行けたらいいな。